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漢方の診かた

西洋医学では、病気の原因は ウイルスや細菌 の対する免疫力の反応との考え方があります。

それと同じように漢方も 発病因子を ”邪気” それに対する抵抗力を生気 と表現します。

邪気は 外からくるものは ”外邪” 体内で発生する”内邪”に分けられます。

外邪は 風 寒 熱 湿 燥 暑 の気候因子で 身体がこれに対処できないと

邪として病気の原因になります。

カゼのことを ”風邪” と書きますね。

邪気が体内にも発生したものを 内邪といいます。

怒 喜 思 憂 悲 恐 などの 感情が 度を超えてしまうと 発生すると考えられています。
 

怒りや 悲しみ 心配 などの感情を溜めてしまうと病気になる事は よく知られています。

東洋医学では  何事にも執着せず 心静かであれば、気は自ら巡り、病は自然と

癒えていくだろうと 教えていますが 確かにそうかもしれませんね。

また 漢方医学では、患者の体質 ”証” ”しょう” を考慮して治療を行います。

最近 西洋医学の新しい診断基準の 伝統医学の分野で 証の分類が 記載されました。

それほど 世界的に認知されてきていると感じて驚きました。

証の分け方は 実証と虚証があります。

実証は体力や抵抗力が充実している人で 虚証は体力がなく弱々しい感じの人をいいます。

風邪の時 葛根湯は有名ですが この漢方は 比較的体力があって胃腸の丈夫な人に使うもので、葛根湯でお腹をこわす方は 虚証と言えるかもしれません。

このように その方の体質と その時の状態を考慮する考え方は 西洋 東洋医学と問わず大切な医療の要素となってきています。